肩こり

・肩こりはどうしておこる？

現代人のみなさんがほぼ一度は体験したことがあるのが「肩こり」だと思います。私たちヒトは、二足歩行をしていることから、首や腰に負担がかかりやすい体だといわれています。なぜなら、首と肩の周辺にあるさまざまな筋肉は、重い頭や腕を支えて常に緊張し続けています。そのため、デスクワークや長時間労働で筋肉が疲れると、疲労物質がたまり硬くなります。硬くなった筋肉は、血管を圧迫するので血液の循環が悪くなってしまったり、神経を傷つけてしまいます。これがいわゆる「こり」や「傷み」です。しかも、冷房や体の冷やしすぎで血行不良になると、筋肉は十分な酸素や栄養が補給できずに、ますます筋肉は硬くなってしまいます。＜肩こりの原因となる習慣＞・デスクワークで長時間同じ姿勢をとる・いすと机のバランスが悪く偏った姿勢を続ける・かばんはいつも同じ方の肩にかける・長時間冷房のきいた部屋にいるこれらの習慣は、筋肉が疲労して肩こりが起こりやすくなる原因となってしまいます。

・どうしたら治る？

肩こりになってしまったら、気づいたときに自分でほぐしましょう。家族や友人に肩もみをお願いしてもいいですし、セルフマッサージをするのも一つです。とにかく、カチコチの硬い筋肉になってしまう前に、こまめに筋肉を緩めてあげましょう。その際、筋肉の線維を傷めないように、強くしすぎないことがポイントです。

また、運動をして体を暖めることも有効です。肩こりや五十肩になる人には、姿勢が悪く、両肩が前方に移動し、胸が閉じている場合が多いといわれています。また長時間、同じ姿勢で椅子に座り続けてパソコンを相手にしていると、自然と方が前方に出てしまいます。そのため、運動で反対の動きをしてあげることで、血行がよくなりつまっていた血液が流れ始めます。例えば、いつも胸を閉じてしまいがちな人は、胸をひろげ、肩を大きく動かしてみましょう。血行がよくなると、筋肉に酸素と栄養がたっぷりと補給され、老廃物も取り除かれることで、こりや痛みが軽くなるといわれています。また運動だけでなく、入浴などで血行をよくすることも日々の肩こり予防には大切です。

・サプリメントの活用

肩こりの原因の一つには、疲労の蓄積と血行不良があげられます。そこで、サプリメントを活用するのも一つの肩こり対策です。例えば醪酢にもたっぷりと含まれるクエン酸。これは疲労回復に効果があるといわれています。クエン酸はサプリメントだけでなく、柑橘類や梅干しなどの食品にも含まれていますので、普段の生活でも取り入れやすいと思います。