1限：もろみ酢とは | もろみ酢の効果・効能や黒酢の比較を専門家が解説！

1限：もろみ酢とは

お酢ブームの中で登場したもろみ酢ですが、みなさんは一体もろみ酢はどんなものなのか、どういったパワーを持っているのか、ご存知でしょうか？このサイトでは、「名前は聞いたことがある」「健康に良さそう」「友人が美容のために飲んでいる」など、みなさんがちょっと気になるもろみ酢の事情を、私、竹田がご紹介していきます。

・もろみ酢とは

もろみ酢とは、泡盛や焼酎などの製造過程で造られる「酒粕」を圧縮・ろ過して作られる液体です。またその中でも、沖縄の泡盛を原料として作られるものを“琉球もろみ酢”と呼びます。もろみ酢の名の由来ともなっている「もろみ」とは、泡盛の原料(タイ米)に黒麹菌を加えてできたものに、酵母と水を加えて発酵させたものをいいます。このもろみからアルコール抽出した酒粕は、黒麹菌が発酵段階で造りだしたクエン酸を豊富に含んでいます。この酒粕は沖縄ではカシジェーと呼ばれ、家畜のエサや畑の肥料として利用されたりと、沖縄の生活の中で有効に活用されてきました。そして30年前ほどから、酒造所に発酵食品の加工技術が導入されたことで、もろみ酢が誕生しました。

・もろみ酢はお酢ではない？

もろみ酢はいわゆる食酢の一種と思われがちですが、実は“酢”が付いているのに、種別は清涼飲料です。みなさんは「●●酢」と聞くと、ツンと鼻にくる米酢などのお酢類を思い浮かべられるのではないでしょうか。もろみ酢が食酢に分類されない理由は、その主成分にあります。米酢や黒酢、香酢は酢酸が主成分とされ食酢に分類されますが、もろみ酢はクエン酸が主成分のため清涼飲料に分類されています。酢酸とクエン酸の違いってよくわからない、何が違うの？と不思議に思われる方のために、違いを比べてみたいと思います。

※酢酸は高濃度だと劇物になりますので、取扱いには注意が必要です。

酢酸やクエン酸は、濃度や揮発性などを考慮して家庭内での清掃にも利用されます。一方、食用で摂取する場合に重要になるのが「におい」です。表のとおり、酢酸はツンとした刺激臭があるのに対し、クエン酸はほぼ無臭です。そのため、クエン酸が主成分のもろみ酢は飲みやすく、「お酢が体にいいことは知ってても飲みにくいから続けられない」という方の救世主です。飲みやすいだけじゃなく中身の成分も気になるという方もいらっしゃるかと思いますが、もろみ酢はなんと米酢の約100倍のアミノ酸含有量を誇り、ミネラルも大変豊富です。したがって続けやすいだけでなく身体にいい成分がたくさん含まれています。

・もろみ酢の魅力

他の酢飲料に比べて飲みやすいとされるもろみ酢ですが、それだけでなくたくさんの魅力を秘めています。これはひとえに、もろみ酢にふんだんに含まれるクエン酸やアミノ酸、ミネラルのパワーが関係していると考えられています。そのため、もろみ酢を体験した方からは「なんだか体が疲れにくくなった」「代謝が良くなった気がする」「最近、肩のこわばりが楽になった」「寒い冬に＠ぴったり」などという声が寄せられています。

如何でしたでしょうか。もろみ酢は一般の食酢よりも飲みやすく、毎日の生活に取り入れやすそうだ、とご興味わいてきましたでしょうか。サイト内ではもろみ酢に関する様々な情報をお届けしていますので、是非参考にしてみてください。